2023年12月末で現行NISAの商品買い付けは終了し、1月からは『新NISA』が始まります。
新NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」への投資が同時にできるようになり、口座開設期間も永続化するといったメリットが。
資産運用を始めたいと思っている人は、新NISAのスタートに合わせて始めてみるのがおすすめ!
興味はあるけど、これまでのNISAとなにが違うかよくわからない…。詳しく知りたいな。
新しい制度に興味はあるものの「詳しい内容がわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、投資歴7年以上の僕が新NISAのメリットやデメリット、現行NISAとの違いを紹介します。
「新NISAを始めようか迷っている」「NISA口座を持っているけれど、何を対策すればいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 新NISAと現行NISAの違いがわかる!
- 新NISAのメリット・デメリットがわかる!
- 新NISAを始める際の注意点がわかる!
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2024年からスタートする新NISAとは
新NISAとは、2024年から始まる新しいNISA制度のこと。
現行のNISAは「つみたてNISA」と「一般NISA」の2種類があり、併用できない、投資先の種類が少ないなどの問題がありました。
この問題が改善されたのが、新NISA!
新NISAの内容は以下のとおり。
【つみたて投資枠】 | 【成長投資枠】 | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限化 | |
非課税保有限度額(総枠) | 全体で1,800万円(うち、成長投資枠は1,200万円) | |
口座開設期間 | 恒久化 | |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 上場株式・投資信託等 |
対象年齢 | 18歳以上 | |
現行制度との関係 | 2023年末までに現行の一般NISAおよびつみたてNISA制度に置いて投資した商品は、新しい制度の外枠で、現行制度における期課税措置を適用 |
新NISAはあらゆる面で投資の幅が広がるため、安定的な資産形成を目指せるでしょう。
表で示した制度の細かい内容は、次章で解説します。
新NISAと現行NISAの違い5つ
新NISAになると、いったい何が変わるのでしょうか。
ここでは、現行NISAとの違いを5つ解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①一般NISAとつみたてNISAの同時利用ができる
新NISAは、一般NISAとつみたてNISAを同時に利用できます。
つまり、長期積立でリスク分散できる「投資信託」と、自由に投資できる「上場株式」への投資が両方できるってこと!
これまでは、1年のうちでどちらか一つしか選べませんでしたが、両方利用できると投資の幅も広くなります。
ただし、併用する際は、同一の金融機関しか利用できない点に注意しましょう。
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②年間の投資上限額が引き上げられる
新NISAと現行NISAは「年間投資上限額」にも違いがあります。
【現行NISA】 | 【新NISA】 | |
年間投資上限額 | 最大120万円まで ・つみたてNISA:40万円 ・一般NISA:120万円 | 360万円まで ・つみたて投資枠:120万円 ・成長投資枠:240万円 |
新NISAは、年間投資上限額が3倍になったんだね!
③非課税保有期間が無期限になる
現行NISAは、非課税期間に制限がある点がデメリットです。
一方、新NISAは非課税で保有できる期間が「無期限」に。
投資で得た利益には税金がかからないから、100%自分の資産にできるってこと!
投資商品を無期限かつ非課税で保有できれば、中長期を見据えた投資をおこなえるようになります。
④生涯非課税限度額が1,800万円に拡大される
現行NISAでは、保有期間が決まっていたことから以下の制限がありました。
・つみたてNISA:最大800万円(40万円×20年)
・一般NISA:最大600万円(120万円×5年)
しかも、生涯非課税限度額の1,800万円のうち、最大1,200万円は成長投資枠として利用できます。
さらに、上限1,800万円に達しても、売却をすれば翌年には売った分の非課税枠が復活するよ!
売却で空いた枠に再投資ができるので、運用次第では資産を効率よく増やせるでしょう。
⑤口座開設期間が恒久化する
新NISAの最大のポイントは、口座開設期間が撤廃された点です。
現行NISAは、投資期間の制限に注意しながら限られた投資商品しか扱えませんでした。
新興国に投資をしようと思っても、非課税保有期間までに利益が出るか不安であきらめた人も多いんじゃないかな?
しかし、新NISAを活用することで長期的な資産運用計画を立てやすくなり、資産運用を促進できるようになったといえるでしょう。
新NISA|4つのメリット
ここでは、新NISAで投資をする4つのメリットを見ていきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
メリット①投資の種類が広がる
新NISAを活用すれば、投資の選択肢が多岐にわたります。
なぜなら新NISAは、つみたてNISAと一般NISAがまとまったサービスであるため、それぞれのNISAで取り扱っていた商品を運用できるから。
主な投資の種類は、以下のとおりです。
投資の商品名 | 種類 |
---|---|
投資信託 | ・株式型 ・債券型 ・バランス型 ・コモディティ型 |
国内株式 | 国内株式J -REIT国内ETF |
外国株式 | 外国株式海外ETF |
株式や債券・不動産など、さまざまな資産に投資をすれば、今まで以上にリスク分散ができるよ。
メリット②現行NISAと新NISAの2つ同時に投資ができる
新NISAは、既存の現行NISAと併用できます。
つまり、新NISAが始まるまでに現行NISAを始めておけば、2024年以降に非課税で保有できる資産が増えるということ。
2023年のうちにNISAを始めた場合、2024年に可能な最大投資額は下表のとおりです。
【現行NISA(どちらか)】 | 【新NISA】 | |||
NISAの種類 | つみたて | 一般 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
非課税保有限度額 | 年間40万円 | 年間120万円 | 1,800万円 |
今のうちに現行NISAを始めれば、最大で1,920万円の資産運用ができるってことだね!
まだ現行NISAを始めていない人は、できるだけ早く口座を開設して投資を始めましょう。
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メリット③「非課税保有限度額」を繰り返し利用できる
非課税期間中に投資商品を売却した場合、投資枠が復活しない点が現行NISAのデメリットでした。
再利用の枠は、最大1,800万円までだよ!
新NISAを活用すれば、非課税期間中に投資商品を入れ替えたり、新しい投資にチャレンジしたりできるでしょう。
メリット④「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を使い分けられる
新NISAでは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの制度を活用できます。
成長投資枠とつみたて投資枠、それぞれの特徴は以下のとおり。
投資商品の特徴 | |
成長投資枠 | 一部の商品を除外した上場株式・投資信託政府によって、成長投資枠の対象ファンドが定められている |
つみたて投資枠 | 金融庁へ届出されており、長期の積立・分散投資に適した金融商品 投資信託現行のつみたてNISAの対象商品と同じ |
「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の特徴を把握したうえで、使い分けることが大切だよ。
成長投資枠は最大1,200万円の投資ができるので、つみたて投資枠でベースを作りつつ、大きな利益を求めて挑戦することも可能。
自身の投資目標やリスク許容度に合わせて投資の種類を分担し、資産運用を最適化しましょう。
新NISA|3つのデメリット
新NISAは口座開設期間の恒久化や投資上限額の引き上げなどで、現行NISAよりもメリットが多いですが、一方でいくつかのデメリットもあります。
ここではそれぞれのデメリットを解説します。
デメリット①現行NISAから新NISAへロールオーバーできない
ロールオーバーは、非課税運用が終わった商品を別枠に移して、運用できる期間を延ばすこと。
ですが、現行NISAの資産を新NISAにかんたんには移せないので注意しましょう。
現行NISAの投資商品を新NISAでも運用する際は、投資商品を一度売却したうえで新NISA口座から再投資する必要があります。
現行NISAから新NISAへロールオーバーできない点は、新NISAと現行NISAを併用する人にとってデメリットに感じるでしょう。
デメリット②売却のタイミングが難しい
新NISAは、非課税保有期間が無期限になったことで資産を売却するタイミングに悩むというデメリットがあります。
僕みたいな投資初心者は、適切な売却タイミングを逃してしまいそう…。
損をしないためにも、自分に合った資産運用計画を立て、適切なタイミングで売却や保有商品の切り替えをおこないましょう。
デメリット③18歳以上の人しか口座を開設できない
現行NISAであれば、ジュニアNISAを利用すれば未成年でもNISA口座を開設できます。
ジュニアNISAは、2023年9月末で新しい買い付けが終了したんだ。
とはいえ、新NISAはジュニアNISAに比べて、非課税保有限度額が1,400万円も増加しています。
2024年以降は、子ども単体ではなく、家族で資産を増やすことがメインとなるでしょう。
楽天証券なら新NISAへの移行手続きが不要!
新NISAが始まるまでの手続きがわからないと、投資への不安が増すのではないでしょうか。
楽天証券でNISA口座を開設している人は、新NISAへの移行手続きが不要!
2023年のうちにNISA口座を開設すると、2024年からの新NISA口座は自動的に開設されるんだ。
また、楽天証券で2023年のうちにNISA口座を開設し積み立てを開始すれば、新NISA口座に積立設定を引き継ぐことが可能です。
「新NISAに対し不安がある」「まだNISA口座を開設していないけれど投資に興味がある」という方は、ぜひ楽天証券を利用してみてください。
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新NISAと現行NISAを利用する際の注意点
すでに現行NISAで投資をしている方は、新NISAが始まるまでに下記の2点を確認しておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
非課税投資枠の設定を確認する
新NISAでは、1年間に運用できる非課税投資枠が現行NISAよりも増えています。
1年間の投資額の上限は、つみたて投資枠で「120万円」、成長投資枠で「240万円」までだよ!
両方を満額で投資しても、月30万円までなんだね。
非課税枠を超えた分は課税対象となり、NISAのメリットを受けられないため注意しましょう。
現行NISAの非課税期間が終わった後の対策を考えておく
現行NISAは、非課税期間が終了すると、払い出しや売却が必要です。
2023年に現行NISAを新たに買い付けた場合、非課税保有期間は以下のとおり。
・一般NISA 2027年末まで
・つみたてNISA 2042年末まで
新NISAへロールオーバーできないため、課税で投資を続けるか、売却するかを計画しておきましょう。
現行NISAで取り扱っていた商品を新NISAでも利用したい場合、商品を売却したあとに新NISA口座で購入する流れです。
非課税の保有期間が終わるまでに「別の課税口座に移すか」「売るか」を決めるんだね。
新NISAを楽天証券で始めるべき5つの理由
新NISAを始める場合、楽天証券がおすすめです。
なぜなら楽天証券で新NISAを始めれば、下記のおトクなサービスを受けられるから。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由①楽天ポイントで投資ができる
楽天証券がおすすめな理由は、楽天ポイントを活用して投資を始められるからです。
楽天証券でNISA口座を開設すれば「1ポイント=1円」で楽天ポイントを投資に回せるよ!
5,000ポイント持っていれば、5,000円分になるってことだね!
大量に楽天ポイントを持っている人は、自分の資産を使うことなく投資を始めることができるでしょう。
日常の買い物やサービス利用で貯めた楽天ポイントを投資に充てて、初めての投資を手軽に始めてみてください。
理由②積立金額に応じて楽天ポイントが貯まる
楽天証券では、積立の決済に「楽天カード決済」や「楽天キャッシュ決済」を利用できるよ。
楽天カードのグレードや積立銘柄によってポイント還元率は異なりますが、以下の楽天ポイントを貯めることが可能です。
楽天カード決済 | 楽天キャッシュ決済 | |
楽天ポイント還元率 | 0.5〜1% | 0.5% |
決済方法の工夫次第でより多くのポイントを獲得できるので、貯めたポイントを投資に回して効率化を図りましょう。
理由③投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえる
楽天証券では、投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえる『ハッピープログラム』を提供。
ハッピープログラムでは、毎月末時点の投資信託の保有残高によってポイントが付与されます。
基準残高(月末時点の残高ではじめて達した金額) | 進呈ポイント |
---|---|
10万円 | 10ポイント |
30万円 | 30ポイント |
50万円 | 50ポイント |
100万円 | 100ポイント |
200万円 | 100ポイント |
300万円 | 100ポイント |
400万円 | 100ポイント |
500万円 | 100ポイント |
1,000万円 | 500ポイント |
1,500万円 | 500ポイント |
2,000万円 | 500ポイント |
ハッピープログラムの利用条件として、楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」の設定が必要です。
マネーブリッジの設定をすると、預金金利がアップしたり、入金が自動になったりとメリットがたくさん!
以下の記事では、マネーブリッジの連携方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
理由④少額から投資を始められる
楽天証券は100円から投資を始めることができるため、初心者で資産形成を始めたい人におすすめ。
徐々に投資額を増やせると、ポイントを活用して投資ができるよ。
大きな資金を持っていなくても投資を始められるため、自分のペースで始めたい人は楽天証券を利用してみましょう。
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理由⑤自分に合った運用方法を選びながら投資ができる
楽天証券は、投資信託や株式など自分に合った運用方法を選びながら投資ができる点が魅力です。
たとえば「らくらく投資」を活用すれば、9つの質問に答えるだけで、自分の性格やニーズに合った投資コースを提案してもらえます。
シミュレーターを使って投資計画を視覚的に把握できるため、不安を解消しながら投資を進められるはず。
投資初心者で安定した運用をしたい人は、運用利率3%で計算してみてね!
ほかにも、楽天証券ではバリエーション豊富な選択肢が用意されているので、それぞれの投資目標や計画に合わせて投資を選べるでしょう。
新NISAに関するQ&A
ここでは、新NISAに関するQ&Aをまとめました。
それぞれ詳しく回答します。
現行NISAの非課税期間が終わったらどうすればいい?
現行NISAの非課税期間が終了したら、以下2つの選択肢があります。
・保有していた投資商品の売却
・課税のまま投資を継続
現行NISAで取り扱っていた商品を新NISAへロールオーバーできないため、売却か運用の継続を選びましょう。
新NISAに移行したいときは、一度商品を売却して購入しなおそう!
新NISAが始まったら現行NISAの商品は売らないといけない?
新NISAが始まっても、現行NISAの商品はそのまま保有し続けることができます。
NISA制度を始めるなら新NISAを待ったほうがいい?
新NISAと現行NISAは、併用できます。
まずは現行NISAを少額で運用して、投資のやり方に慣れてから新NISAに移行できれば、非課税投資限度額が増えた新NISAを活用できるでしょう。
現行NISAは2024年になると口座開設ができなくなるから、今のうちに現行NISAの口座を開設するのがおすすめ!
新NISAが始まるまでに楽天証券でNISA口座を開設しよう!
今回は、新NISAと現行NISAの違いを比較しながら、新NISAで投資するメリット・デメリットを紹介しました。
新NISAが始まる前に現行NISAを始めておけば、それぞれのサービスの恩恵を受けられるよ。
おトクに資産運用を始めたい人は『楽天証券』がおすすめ!
楽天証券なら、投資でポイントを貯められるだけでなく、貯めたポイントを投資に回すことも可能です。
楽天市場での買い物で貯めたポイントを投資に回せば、効率よく資産が増えるね!
投資はできるだけ早く始めた方がおトクです。
賢く投資を始めたい人は、さっそく楽天証券の口座開設をしてみましょう。
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