楽天証券で投資をするなら、楽天銀行と「マネーブリッジ」で連携したほうがいいって聞いたんだけど、ホント?
マネーブリッジの設定をすると、楽天ポイントを貯めたり金利優遇を受けたりできるため、トクに資産運用を始めたい人に魅力的なサービスといえるでしょう。
そこで今回は、楽天証券で投資をしている僕が、マネーブリッジを利用するメリットやデメリット、利用時の注意点を詳しく解説します。
マネーブリッジの連携方法も画像付きでわかりやすく紹介するから、参考にしてみてね!
楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジするメリット・デメリットがわかる!
楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジする方法が画像付きでわかる!
マネーブリッジの注意点がわかる!
実は、楽天証券と楽天銀行を利用するなら、楽天カードも一緒に使うのが断然おトク!
以下の記事では「楽天カード×楽天証券×楽天銀行」を組み合わせるメリットを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3つのサービスをどの順番で申し込むのがベストかも解説しているよ!
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジとは
マネーブリッジの設定をすれば、2つの口座間での資金移動がラクになるんだ!
ほかにも、マネーブリッジの設定で利用できるサービスは、以下のとおりです。
- 普通預金の優遇金利
- 自動入出金
- らくらく入金・出金
- 残高表示サービス
- 投資あんしんサービス
「これから投資を始める予定だけど、楽天証券の評判っていいの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
以下の記事では、楽天証券のリアルな評判や口コミを紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね!
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ|設定する5つのメリット
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジは、両者のサービスをおトクに利用するには必須といえるでしょう。
なぜなら、楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジには、以下の5つのメリットがあるからです。
それぞれ詳しく解説します。
メリット①楽天ポイントの還元率が上がる
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジを設定すると、ハッピープログラムへの登録が可能。
ハッピープログラムは楽天銀行の取引回数によってランクが定められており、ランクごとに楽天ポイントの還元率がアップします。
楽天ポイントの還元率や利用できる特典の内容は、以下のとおりです。
ランク | ランクの条件 | ATM手数料 (無料になる回数) | 他行への振込手数料 | 楽天ポイント獲得倍率 |
---|---|---|---|---|
スーパーVIP | 残高300万円以上or取引30件以上 | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 |
VIP | 残高100万円以上or取引10件以上 | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 |
プレミアム | 残高50万円以上or取引10件以上 | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 |
アドバンスト | 残高10万円以上or取引5件以上 | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 |
ベーシック | エントリー | – | – | 1倍 |
VIP以上のランクになれば、楽天ポイント獲得倍率が最大3倍に。
貯まったポイントは「1ポイント=1円」で、振込手数料や銀行デビットカードの利用額に充てられるよ!
メリット②通常と比べて普通預金の金利が100倍になる
マネーブリッジを活用すると、楽天銀行の普通預金金利が0.10%になります。
メガバンクの普通預金金利は0.001%といわれているから、100倍にもなるんだ!
普通預金金利について、メガバンクと楽天銀行の違いを見てみましょう。
▼1年間に200万円を預けた場合の金利
・メガバンク 20円
・楽天銀行 2,000円
お金を預けるだけで、1年間に1,980円も差がついちゃう!
メガバンクよりもはるかに高い優遇金利を受けられる点は、マネーブリッジを活用して資産運用を進めるメリットといえるでしょう。
メリット③入金手続きの手間を省ける
マネーブリッジを申し込んだ人だけが利用できる「自動入金(=スイープ)」機能を活用すれば、入金手続きの手間なく買い付けできるように。
自動入金機能って?
通常では、残高不足のときは入金作業が必要だけど、その手間が省けるんだ。
「投資をしているけど、忙しくて口座の管理に時間を割けない」という方にとって、マネーブリッジはメリットといえるでしょう。
メリット④口座間の資金移動を無料ですぐにできる
楽天証券と楽天銀行の口座を連携すれば、ATMの利用時間に合わせて入金する手間がいらなくなるよ!
資金移動がスムーズにできれば、投資のベストタイミングを逃すことなく取引を進められるでしょう。
メリット⑤楽天銀行の残高が一目でわかる
マネーブリッジの『残高表示サービス』を利用すれば、楽天証券のログイン画面に楽天銀行の残高を表示することが可能に。
楽天銀行の口座残高をすぐに確認できるから、入出金の手間がラクになるよ。
2つの口座残高をまとめて管理することで、効率よく資産管理ができるでしょう。
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ|設定する3つのデメリット
マネーブリッジは楽天ポイントを貯めたり、残高を確認したりするにはおトクなシステムですが、利用者によってはデメリットに感じる部分も。
下記の3つのデメリットがあることを理解したうえで、マネーブリッジを活用してみてください。
それぞれ詳しく解説します。
デメリット①知らない間に楽天銀行の口座残高が減る
なぜなら「自動入金(スイープ)」機能は、楽天証券口座が残高不足の場合、自動的に楽天銀行の口座から入金するシステムだから。
投資資金と生活費を楽天銀行にひとまとめにしたら「今月の生活費が足りない」ってことが起こり得るかも…!
「投資資金」と「貯蓄や生活費のお金」は、分けて管理するのがいいね!
対策として、必要以上に引き落とされないよう「残高設定」ができるので、後述で解説します。
デメリット②投資信託の移管には手数料が発生する
楽天証券を利用した投資は、入出金に手数料がかからないというメリットがあります。
ただ、投資信託の移管に関しては手数料が発生する点を視野に入れましょう。
投資の種類 | 入金時 | 出勤時 |
---|---|---|
国内株式 | 無料 | 無料 |
外国株式 | 無料 | 無料 |
投資信託 | 無料 | 1銘柄につき3,300円(税込) |
投資信託の出金(出庫)時に手数料はかかりますが、それ以外の取引に関する手数料がかからない点は、楽天証券の大きな魅力のひとつです。
手数料を抑えて投資をしたい人には『楽天証券』がピッタリだね!
デメリット③入出金の時間に制限がある
メンテナンスの時間帯は、以下のとおり。
▼楽天証券のメンテナンス時間
7:30~7:40(10分間)
15:30~17:15(1時間45分)
メンテナンスの時間以外なら、入出金が「即時」反映される便利なサービスだよ。
上記の時間を避けて取引をするために、入出金の計画を事前に立てておきましょう。
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ連携方法
ここからは、楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ連携方法を6ステップで解説します。
今回はスマホの画面で紹介するけど、PCでも手順はほとんど変わらないよ!
それではステップごとに解説します。
楽天証券にログイン
まずは楽天証券の公式サイトを開いて、右上にあるログインボタンを押しましょう。
マイメニューから「銀行連携(マネーブリッジ)」をタップ
ログインできたら、マイメニューの「お客様情報の設定・変更」をクリックしてください。
「お客様情報一覧」にある「銀行連携(マネーブリッジ)」をクリックすると、画面が切り替わります。
「マネーブリッジカンタン申込」を選択
画面が切り替わったら「マネーブリッジカンタン申込」ボタンを押しましょう。
開設済みの人は「楽天銀行」のページに自動で飛ぶよ。
画面が切り替わらない場合は、下にあるリンクボタンを押してください。
「楽天銀行」にログイン
楽天銀行のページにログインしましょう。
楽天銀行を開設した際に作成した、IDとパスワードを入力してください。
マネーブリッジに申し込み
ログインが完了すれば、マネーブリッジの申込画面に移ります。
「楽天証券をお持ちのお客様」という項目にある「マネーブリッジ申込(無料)」をタップしてください。
内容の確認・同意をして申込完了
申込内容が表示されるので、氏名や楽天銀行の口座情報が合っているか確認しましょう。
確認が完了すれば「同意確認」の2項目にチェックを入れます。
・楽天銀行の暗証番号
・生年月日
最後に、上記2項目を入力して「申込む」ボタンを押せば、マネーブリッジ連携設定の完了です!
楽天銀行と楽天証券でマネーブリッジをする際の注意点3つ
マネーブリッジの設定から設定後にかけて、3つの注意点があるので把握しておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
注意1:「楽天銀行」と「楽天証券」両方の口座開設が必須になる
すでに、楽天銀行もしくは楽天証券のどちらかを開設済みでマネーブリッジの利用を検討している人は、口座の開設から進めてください。
2つとも口座開設をしていたら、数分で申し込みが完了するよ!
両方の口座開設が終わったあとに、先述で紹介した申し込み方法を見ながら、連携を進めてみましょう。
注意2:スイープ(自動入出金)を利用するときは残高の設定をする
マネーブリッジでは、スイープ(自動入出金)機能が利用できますが、不要な入出金を防ぐために残高を設定しておきましょう。
スイープ(自動入出金)機能の残高を設定する方法は、以下のとおり。
- 楽天証券の公式サイトにログイン
- マネーブリッジを選択
- 「設定する」をクリック
- 自動入出金(スイープ)設定から2つの口座に残す金額を入力
- 暗証番号4桁を入力
マネーブリッジの申込時、または連携後のどちらでのタイミングでも変更できるよ。
入出金の金額を設定していなければ「気づいたら口座の資産が投資で減っていた」なんてことが発生するかもしれません。
早めに設定するのが得策だね!
注意3:ハッピープログラムはエントリーが必要になる
「ハッピープログラム」を利用するには、エントリーが必要です。
ハッピープログラムにエントリーするには、楽天会員リンク登録をしなければいけません。
楽天会員リンク登録の方法は下記のとおり。
- 楽天銀行の公式サイトにログイン
- 商品・サービス欄の「すべて表示」を選択
- 「楽天会員リンク登録」をクリック
- 暗証番号4桁を入力
登録完了後、下記のページからハッピープログラムにエントリーしてください。
エントリー完了後に楽天銀行の公式サイトへログインすれば、ランクの確認ができるよ!
口座開設しただけで満足せず、開設完了のタイミングでハッピープログラムのエントリーも済ませておくのがおすすめです。
楽天銀行×楽天証券のマネーブリッジに関してよくある質問
ここからは、マネーブリッジに関するQ&Aを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
つみたてNISAはマネーブリッジと楽天カード決済のどちらがおトク?
つみたてNISAを利用する場合、楽天カード決済を利用したほうがおトクです。
楽天証券の投信積立の決済を楽天カードでおこなった場合、決済額の最大1.0%の楽天ポイントが還元されるから。
マネーブリッジでは、楽天銀行の残高に応じてポイントが貯まる仕組みだったよね。
つみたてNISAでは、月に最大33,333円の楽天カード決済を利用できます。
仮に、楽天銀行の残高を毎月4万円ほどにしている場合は、5回以上の取引がなければハッピープログラムの対象外となることに。
月33,333円までのつみたてNISAなら楽天カード決済を利用し、それ以上の資産運用を進める場合にマネーブリッジでの入金を併用しましょう。
マネーブリッジと楽天カード決済は併用可能?
マネーブリッジと楽天カード決済は、一緒に利用できます。
ただし、楽天カード決済の場合の積立限度額は月5万円。
5万円まではカード決済にして、それ以上はマネーブリッジで入金するといいよ。
カード決済以外にも、楽天キャッシュを使った引き落としも利用できます。
マネーブリッジ | 楽天カード決済 | 楽天キャッシュ | |
積立限度額 | 限度なし | 5万円/月 | 5万円/月 |
楽天カード決済や楽天キャッシュを利用した積立方法は、楽天ポイントが還元されます。
・楽天カード決済 0.5~1%
・楽天キャッシュ チャージ額の0.5%
楽天カードのメリットは、ほかにもあります!
以下の記事では、楽天カードを利用するメリット・デメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね▼
マネーブリッジの機能は外貨にも対応している?
マネーブリッジの各機能は、円普通預金のみのサービスです。
外貨預金では下記のサービスが利用できない点を確認しておきましょう。
- らくらく入出金
- 自動入出金(スイープ)
また、外貨普通預金・外貨定期預金から出金する場合、円普通預金への払戻が必要です。
外貨預金は、おトクなサービスの利用に制限があるから注意しよう!
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ設定でお得に投資を始めよう!
今回は、楽天銀行と楽天証券をよりおトクに活用するサービス「マネーブリッジ」について解説しました。
連携設定は、6ステップで完了するよ!
意外と忘れがちだから、今のうちに設定を済ませておトクに投資をしよう!
楽天銀行の金利優遇や楽天ポイントの還元率アップなど、楽天のサービスを利用している人にとって多くのメリットが得られるマネーブリッジ。
以下の記事では、楽天証券でつみたてNISAをするメリット・デメリットを解説。
新NISAにも当てはまるので、新しい制度が始まる前に知識として取り入れてみてくださいね▼
この機会に楽天銀行と連携をして、楽天証券での投資をおトクに始めましょう!
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