2024年から始まる『新NISA』は投資できる金額が増え、かつ投資商品のバリエーションが広がることから、これまで以上に利用する人が増えると予想されます。
これを機に、新NISAで資産運用を始めようか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
また、NISAと同じくらいよく聞く制度に『iDeCo』があります。
資産運用を始めるなら、新NISAとiDeCoのどっちを優先したほうがいいの?
何を目的に資産運用するかで、優先順位が変わるよ!
そこで今回は、投資歴7年以上の僕が、新NISAとiDeCoの違いを徹底解説します!
資産運用の目的にあわせて「どちらを優先すればよいか」も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 新NISAとiDeCoの違いや優先順位がわかる!
- 新NISAとiDeCoのメリット・デメリットがわかる!
- 新NISAとiDeCoをどんなバランスで始めるべきかがわかる!
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【新NISAとiDeco】どっちを優先するべき?
結論、優先するなら『新NISA』がおすすめ!
なぜなら、新NISAはiDeCoと比べて現金化がいつでも可能、かつ現行NISAと比べて投資の幅が広がっているからです。
iDeCoは、60歳まで引き出せないって聞いたことある…。
それに、職業によっても投資できる金額が違うから、新NISAよりも注意点が多くてハードルが高く感じやすいかも!
まずは新NISAを始めて、投資についての知識をつけてからiDeCoに挑戦するとよいでしょう。
新NISAとiDeCo|4つの違い
新NISAとiDeCoは、それぞれ特徴が異なります。
4つの観点から、違いを紹介するね!
①税制のメリット
新NISAとiDeCoは、税制のメリットが異なります。
税制のメリット | 新NISA | iDeCo |
---|---|---|
積立時 | – | 全額所得控除 |
運用中 | 運用益が非課税 | 運用益が非課税 |
受取時 | – | 退職所得・公的年金等控除 |
表からわかるように、新NISAは非課税制度なので、資産の利益や配当に課税がかかりません。
一方、iDeCoは積立時と受取時にも税制優遇控除があり、所得税と住民税を節約できます。
どちらも運用益が非課税になるから、おトクに資産を増やせるよ。
iDeCoの場合は、節税ができるのもポイントだね。
②資金を引き出せるタイミング
新NISAとiDeCoの大きな違いのひとつは、資金を引き出せるタイミングです。
- 新NISA・・・いつでも引き出し可能
- iDeCo・・・60歳以降
結婚や出産・住宅購入などライフイベントのタイミングで資金が必要なときは、いつでも引き出せる新NISAがメリットに感じるかもしれません。
iDeCoを利用する人は、60歳まで資産が引き出せないことを理解したうえで、資産運用計画を立てよう。
③投資する商品
新NISAとiDeCoは、投資できる商品が異なります。
新NISAとiDeCoの取り扱い商品は、以下のとおり。
【新NISA】 | 【iDeCo】 | |
商品の種類 | ・株式 ・債券 ・投資信託 ・REIT(不動産投資信託) | ・投資信託 ・定期預金 ※金融機関により、REITの取り扱いあり |
特徴 | 投資商品の種類が豊富 | 投資商品の種類が少ない年金積立金の運用対象 |
幅広く投資に挑戦したい人は、新NISAがおすすめです。
プロに運用を任せられる「投資信託」から、株価の値動きを自分で読む「株式や債券」など、投資の幅を広げられるのが新NISAの魅力。
一方で、年金の代わりとして着実に資産を運用したい人はiDeCoが向いています。
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さらに、投資初心者には難しく感じる「商品選び」が楽天証券では優良なものに厳選されているので、あとは気になる商品を選ぶだけ!
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④投資にかかる手数料
新NISAとiDeCoを選ぶ際は、投資にかかる手数料も確認しよう!
たとえば、口座管理の手数料を見てみましょう。
・iDeCo 0~589円/月
・新NISA 0円/月
iDeCo取り扱いの金融機関によっては、年間の管理手数料が7,068円も違うってこと!?
iDeCoを取り扱う金融機関によって、口座管理手数料の設定はさまざまです。
対して、新NISAの口座管理にかかる手数料は、どの金融機関を選んでも“0円”。
iDeCoを30歳から始めた場合、管理手数料だけで20万円を超える可能性もあるから、金融機関選びは大事!
楽天証券であれば、iDeCoの口座管理手数料は0円です。
新NISAとiDeCoは目的別に使い分ける
新NISAとiDeCoは「何を目的に投資するか」によって、おすすめできる人が異なります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
老後資金を貯めたい人は『iDeCo』
老後の生活資金を着実に積み立てたい人は、iDeCoがおすすめです。
iDeCoは、積み立てた資金を将来の年金として活用するための制度。
そのため、老後の経済的な安定を目指すために60歳まで引き出せない設定です。
「老後2,000万円問題」に向けて、iDeCoで対策したいよね!
節税対策したい人は『iDeCo』
節税対策を目的に資産運用を始めたい人にも、iDeCoがおすすめ。
iDeCoの積立金は所得税と住民税として控除され、税金を節約できるからです。
将来年金として受け取る際にも税金の負担が軽減されるため、途中でお金を引き出す必要がない人で、節税対策をしたい場合はiDeCoを選びましょう。
一気に全額を受け取ると「退職所得控除」の対象になるから、さらに節税できるよ!
資金を自由に引き出したい人は『新NISA』
いつでも自由に引き出せる資金を運用したい人には、新NISAがおすすめです。
新NISAは運用期間中も自由に資金を引き出すことができるため、急な支出や緊急で資金が必要になった場合でも対応できます。
家を建てたり、子どもを大学に出したり、いろんな場面で大きなお金が必要になるよね。
ライフステージの変化で活用できる資産を運用したい人は、新NISAを活用するとよいでしょう。
以下の記事では、結婚費用や住宅費用・教育資金の相場を詳しく解説しているので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
幅広い投資の選択肢を求める人は『新NISA』
幅広い種類の投資商品から運用する商品を選びたい人には、新NISAが向いています。
なぜなら新NISAは、株式や債券・投資信託や不動産投資信託(REIT)など、リスクや投資金額が異なるさまざまな種類の商品が用意されているから。
まずは少額から投資を始めて、慣れてから徐々に商品の幅を広げてみよう!
投資の基本は、リスク分散です。
ひとつに絞らず、さまざまな金融商品に分散投資をすることでリスクを下げて資産を守れます。
新NISAを活用して多様な投資商品を見比べてみましょう。
以下の記事では、新NISAでおすすめの銘柄を9つ紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください▼
新NISAとiDeCoは併用がベスト!
新NISAとiDeCoは、それぞれ異なる目的や特徴を持つ資産運用の制度です。
新NISAは「いつでも自由に資金を引き出せる」「投資商品が豊富」な点がメリット。
iDeCoは「確実な老後資金の積み立て」と「節税対策」に優れています。
2つの制度は併用できるから、両者を使い分けると資産形成や節税効果を最大限発揮できるよ!
・iDeCo → 将来の老後資金を貯める目的
・新NISA → ライフステージに備える目的
いずれも、生活に必要な費用を抜いた余剰資産で投資をするのがポイントです。
資産運用は、計画的におこなうことが重要。
お金を増やす目的をハッキリさせてから、どちらを選ぶか決めることが大切だね。
【新NISA×iDeCo】職業別で見るおすすめの割合
新NISAとiDeCoは「どんな働き方をしているか」でおすすめできる割合が異なります。
ここでは、下記の職業ごとに新NISAとiDeCoのどちらがおすすめかを見てみましょう。
それぞれ詳しく解説します。
自営業の場合
自営業者は、会社員と比べて厚生年金が受け取れずに老後資金に不安があるため、iDeCoを中心に老後資金を積み立てて税金対策をおこなうことが重要です。
日本年金機構によると、2023年度の「国民年金」給付の基準額は、ひと月で6万6,250円…。
1年に換算すると79万5,000円なので、早い段階からiDeCoで資産形成することをおすすめします。
しかし、iDecoは運用を始めると60歳まで引き出すことができません。
将来の突然の支出の対策として、余剰資金を使って新NISAでの投資も進められるとよいでしょう。
会社員の場合
会社員の場合、iDeCoの積み立て金額に制限がある場合も!
なぜなら、iDeCoは企業型確定拠出年金の利用によって、積み立てられる金額が異なるからです。
企業型確定拠出年金って?
条件 | 月額 |
---|---|
確定給付企業年金がない | 2万3,000円 |
企業型確定拠出年金に加入している | 2万円 |
・企業型確定拠出年金のみ ・確定給付企業年金と企業型DCに加入している | 1万2,000円 |
会社員であれば、投資の上限額を把握したうえでiDeCoを利用しましょう。
「企業型確定拠出年金」に加入していれば、iDeCoで上限額まで投資をして、予算の残りは新NISAに回す方法もあるね!
公務員の場合
なぜなら公務員は企業で働く会社員と比べて、年金制度や退職金などの優遇が大きいと考えられているため。
iDeCoの資産を全額受け取ると「退職金」の扱いになるから、1万2,000円でも節税効果を狙えるよ!
メインの資産運用は新NISAを活用し、節税対策としてiDeCoを活用しましょう。
パート主婦(夫)の場合
パート主婦や主夫の場合、iDeCoの所得控除のメリットがあまり感じられないことも。
扶養に入っている場合、パート収入が「100万円以内」は所得税がかからないので、iDeCoによる節税効果が狙えません。
資産運用をするときは、新NISAを優先しよう!
家族のことを考えて急な支出にも対応できるよう、貯蓄といった投資とは別の資金を確保することも大切。
「投資」に「貯金」に…。資金に余裕がないときは、どちらを選べはいいの?
資産形成の方法で「投資にするか」「貯金にするか」と悩む方も多いでしょう。
以下の記事では、投資と貯金のどちらを優先するべきかを詳しく解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
新NISAとiDeCoを始めるなら『楽天証券』がおすすめ
新NISAとiDeCoをこれから始める人は『楽天証券』がおすすめです!
なぜなら、楽天証券で新NISAやiDecoを始めると、下記のメリットを受けられるから。
- 初めて投資をする人も使いやすい
- 楽天ポイントを使って投資できる
- 投資商品の決済で楽天ポイントが貯まる
- iDeCoの口座管理手数料が0円
- 低コストで運用できる商品が多い など
NISAを始めるなら、今がベストタイミング!
2023年も残りわずかですが、今のうちに口座開設をしてNISAでの投資を始めると、新NISAとは別枠で資産を持てるメリットが。
さらに、楽天証券なら2023年のうちにNISAを始めると、新NISAへの手続きがいりません。
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「楽天証券でつみたてNISAを始めたい」という人は、以下の記事でメリット・デメリットを紹介してるので参考にしてみてくださいね▼
新NISAとiDeCoに関してよくある質問
ここでは、新NISAとiDeCoに関するよくある質問をまとめました。
それぞれ回答していきます。
新NISAとiDeCoはどっちを優先させるべき?
新NISAとiDeCoの優先順位は、投資の目的や状況によって変わります。
・老後資金を増やす → iDeCo
・ライフイベントに備えて資産を増やす → 新NISA
「どちらか1つを決めきれない!」という方は、新NISAでの投資を優先しましょう。
つまり、長期で保有していても利益が出れば100%自分のものにできるってこと!
新NISAは、2023年で終了する現行のNISAがさらにパワーアップされた制度。
以下の記事で、新NISAを現行NISAの違いを徹底解説しているので、あわせて読んでみてください。
教育資金の積立は新NISAとiDeCoのどっちがいい?
教育資金の積み立ては、新NISAとiDeCoのどちらも強くはおすすめできません。
資産運用で得た利益を教育資金に活用したい人は、保険や貯蓄を確保したうえで、上乗せの資金として新NISAを活用するのがおすすめです。
ライフステージの変化で突然資金が必要になった場合、新NISAであれば資金をすぐに引き出して生活の足しにできるでしょう。
新NISAとiDeCoを始めるタイミングは?
新NISAとiDeCoを始めるタイミングは、早ければ早いほどいいんだ!
一方で、iDeCoを始める場合は雇用者との合意が必要な場合があるため、勤務先の制度を事前に確認しましょう。
まずは新NISAから始めてみよう!
今回は、資産運用の手段として新NISAとiDeCoを比較しました。
4つの観点から両者の違いがわかります。
iDeCoは、老後の蓄えに最適な投資方法だったね!
新NISAは、自分の好きなタイミングで資金を引き出せるから、ライフイベントが多い人を含めた万人向けの投資方法!
目的によっておすすめの度合いが異なるため、本来なら両方の制度を併用するのがベスト。
「両方できる余裕はないから、どちらか1つを選びたい」という方は…
新NISAを優先して投資を始めましょう!
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